サラリーマンをやっていた35歳位に、
漠然とした将来への不安を感じた日から、
恐らく、現在の時間を将来の準備のために
使い始めるようになったのだろう。
将来の準備のためとは・・・
退職後や老後の安定安心の確保のために、
考える時間、行動する時間を使うことだ。
それによって失ったのは、今を生きると
いう感覚、さらに言えば、現在の充実感
と言えるかもしれない。
そんなことには気づかずに生きてきたが、
早期退職前の数ヶ月のような心的状態を
思い出せば、やっぱりずっと、そんな生き方
をしてきたなと感じる。
つまり、将来の安定安心を求めるが余り、
今やりたいことを後回ししている状態が、
漠然とした将来への不安を感じた日から、
ずっと続いてきていたのだ。
「未来>現在>過去」の状態である限り、
将来のことばかり考えて生きている。
早期退職で「現在>未来>過去」の状態に
なり、将来のことは考えたくなくなった。
たぶん、残り少ない人生も助けてくれて、
20代の気持ちで生きれるようになった。
漠然とした不安と伴に生きるのでは無く、
自分で決める人生を最優先するために、
自分の時間を今の大切なことに使うのだ。
早期退職でスッキリした気分を感じるのは、
誰と、何処で、何を大切にして生きるかを
自分で決めることが出来たからだと思った。
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